2015年10月23日

“メンテナンスの出来る家を”溝渕加寿彦さん!

10月23日のゲストは「有限会社 溝渕建設」の代表取締役、溝渕加寿彦さん 手(チョキ)

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▲ “若連”・“技能南国” と書かれた「建設労働組合青年部」の法被姿でお越しいただきました♪

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溝渕加寿彦さん 南国市出身の39歳。
  お父様が立ち上げた「溝渕建設」に生まれ、お父様の後を追って大工を志します。
  学校を卒業した後はそのまま家業に入り、以後20年以上にわたって大工一筋!
  2014年12月には2代目社長に就任し、多くの職人と共に“安心の住まい”を建てています。

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南国市大嘯ノある「有限会社溝渕建設」は溝渕さんのお父様が創業した会社。
幼い頃はバブル真っ只中でお父様もたいへんお忙しく、
一緒に遊ぶ時間がなくて随分淋しい思いをしたんだとか namida.gif
そのことへの反抗か、高校時代はお父様ともケンカばかりだったそうです。

高校生活も終わりに近づき、そろそろ進路を考えなければと思っていたある日 ──。
(いつものように?)夜更かしをして真夜中に帰宅した溝渕さんでしたが、
実家に隣接している作業場(刻屋)に灯りが。。。light.gif
「あれ?おかしいな?」と思って中を覗いてみると、
山のように積まれた木材の前でお父様が黙々と作業をしていたそうです。 daiku.gif

それまでは「毎日飲んでばっかり!」と思っていたお父様の真剣な表情を見た溝渕さん。
心の中が熱くなり「なんかカッコイイやん。大工もいいなぁ?」と思ったそうです。
その夜、その瞬間が、今に繋がるターニングポイントだったんですね?

そして「大工になりたい!」と告げると、
お父様は、ヨッシャー yoshi.gif という心の声が聞こえるかのような満面の笑み♪
きっと、ご自身が築いた「溝渕建設」を息子に継いでもらいたいと思っていたんでしょうね。

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その後、家業に入って大工の道を歩み始めた溝渕さん。
学生の頃は【美術】【工作】も得意中の得意だったので、
大工の仕事もそんなに苦労することはないだろうと思っていたそうですが、何が、何が!
周りの職人さんの速くて正確な仕事に比べて、
自分はなんて遅くて下手なんだろうと毎日落ち込むばかりだったそうです。 nayamu.gif nayamu2.gif

しかも修業時代はお金ももらえず、朝から晩まで、日曜日も働く日々 ──。
自分は一体いつになれば一人前になれるのか?
先の見えない毎日にもがき苦しんだ修業時代だったそうです。 taore.gif

大工の世界では “弟子” と呼ばれる修業時代を4年間務め上げると、
ようやく一人の “職人” として認められます。とはいえ “職人” になっても勉強の連続。
いろんな経験をして、悩み、考えて、技術を身に付けていくことが大切なんだそうです。
そして “職人” として10〜15年頑張れば、ようやく家のことを任される “棟梁” への道が。
技術職は経験が命!何にでも対応できるようになるには時間がかかるんですねー♪


music1.png 溝渕さんからのリクエスト曲 music2.png

VIDL-10456[1993].jpg ♪ ロマンスの神様 / 広瀬香美

 VIDL-10456(VICTOR)

 大工修業時代、待ちに待った週末はスノボ三昧♪
 この曲を友達のみっくんとノリノリで歌いながら
 駐車場ゲートを素通り…。係のおじさんに怒られたのも
 今ではいい思い出だそうです。(1993年)

music3.pngmusic3.png


新築、増改築、リフォーム、耐震工事、設計などを行っている溝渕さん。
ご自身も《 二級建築士 》《 耐震診断士 》 の資格をお持ちです。

「溝渕建設」の職人としては、社長の溝渕さんとお父様の2人ですが、
ひと声かければ飛んできてくれる先輩職人さんが周りに5〜6人いらっしゃるとか。
ですので気心の知れた職人仲間で、一軒一軒のお家に全力投球しています。guts.gif


≪ 有限会社溝渕建設 ≫ 南国市大嚔ウ2214-3 [TEL] 088-864-0565
[ここに地図が表示されます]


溝渕さんが心がけているのは、高知の厳しい気候に負けないタフな家!
全国トップクラスの日照時間 hare.gif と降水量 ame.gif 、台風銀座と呼ばれるほどの暴風雨 taifu.gif
さらには今後30年以内に約70%の確率で発生するとされる南海トラフ地震 eq.gif など、
高知県には他県に比べて過酷な自然条件があります。

そこで大事になってくるのが、土佐の風土に合わせて建てられてきた 伝統建築の家!

 ■ 高い湿度にも負けない高知県産の木材を使用
 ■ 湿気を逃がし、風の通り道を作るような設計
 ■ 高知の強い陽射しを遮る深く張り出した軒
 ■ 強風多雨から家を守ってくれる土佐漆喰の壁


溝渕さんはこうした先人の知恵を生かして、高知の地で長く暮らせる家を作りたいと考えています。
一代で終わるような家ではなく、子供 baby1.gif や 孫 baby2.gif に継げる家を、
一軒の家を舞台に、家族のストーリーが繋がっていくような家を作りたい!
そのために溝渕さんがコンセプトにしているのが《メンテナンスの出来る家》です。

大切なのは、耐久性のある木材を使って建築し、将来の劣化を見越して施工していくこと。
しっかりした下地を作って、ダメになった部分を取り替えられるようにしておけば、
メンテナンスをしながら、ずーっとその家のストーリーが続いていきます。
そんな《メンテナンスの出来る家》をたくさん残してくださいね。 negai.gifheart.gif

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溝渕さんが仕事をするうえで常に意識していることは、
■ 段取り・職人一人一人のリズム  ■ 機能性・デザイン性  ■ 遊び心・カン heart.gif

職人さんというと「腕っぷしが強くて、豪快、頑固な人」というイメージがありますが、
実は職人さんには「繊細な人」が多いんだとか。これ意外です!
繊細であるがゆえに、一人一人のリズムで仕事をしてもらうことが大切で、
よく観察して、よく声をかけて、全体をまとめ上げていくことが重要なんだそうです。

それを行うのが “棟梁” の大事な仕事。
職人さん一人一人に対する思いやりや気配り、仕事に対する熱い思い、
そして仲間を惹きつけるカリスマ性などが求められるのではないでしょうか?
それらを兼ね備えた “若き棟梁”、溝渕さん。やっぱりカッコイイです kirari.gif

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次週は、溝渕さんのプライベートや、今後の夢について迫るほか、
溝渕さんが部長を務める「建設労働組合青年部」の活動 tonkachi.gif についても語っていただきます。
どうぞお楽しみに! bye.gif


posted by hisix at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 編集後記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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