2015年12月18日

“木の良さを伝える”溝渕大記さん!

12月18日のゲストは「溝渕木材工業株式会社」の三代目、溝渕大記さん 手(チョキ)

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溝渕大記さん 南国市出身の33歳。
  製材業を営む「溝渕木材工業」に生まれ、幼い頃から木に囲まれた生活を送ります。
  大学卒業後は東京の工務店に就職し、“地図に残る建物” をつくる喜びを実感!
  28歳で高知に戻って家業に入り、高知県産木材の素晴らしさを広く伝えています。

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南国市大嚔ウにある「溝渕木材工業株式会社」は、
今からおよそ70年前に溝渕さんのお祖父さまが立ち上げた製材会社。
現在はお父さまが社長を務め、溝渕さんが三代目となります。

幼い頃からお父さまに 山 mt.gif へ連れて行かれて 間伐や枝打ちの手伝いをしたり、
従業員さんに教えてもらって木の切れ端で刀や船を作るなど、木に囲まれた生活を送り、
子供の頃から自然と「将来は製材業を継ぎたい!」と思うようになったそうです。

大学では建築を専攻。卒業後は設計会社に就職し、その後、東京の工務店へ!
現場監督としてたくさんの建設現場を経験し、
“地図に残る建物” をつくる喜びを実感したそうですよ。 kouji.gif

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そして28歳の頃に高知へ戻って家業に入った溝渕さん。
東京時代 tokyo.gif には 建設現場で朝から晩まで懸命に働いていたので
体力には自信があったそうですが、製材の現場に入って愕然。。。
毎日家に帰るなりバタンキュー taore.gif の状態が続き、
重い木材を担ぐ “肩” が出来上がるまでには2年近く掛かったそうです。

重いものになると100kgを超えるような木材を動かしたり、
自分の体重以上のものを肩に担ぐことも!?
幼い頃から身近で見てきた製材の仕事ですが、思った以上に ハード ase.gif だったそうです。

また溝渕さんが家業に入るのと同時に、2歳下の弟さんも帰高!
息子さん2人が一気に跡継ぎとして帰って来てくれて、お父さまも笑顔いっぱい。smile.gif
お父さまにとってはこれ以上ない喜びだったんでしょうね


music1.png 溝渕さんからのリクエスト曲 music2.png

honiya.jpg ♪ 夢みて候 / ほにや


 溝渕さんが高知に帰ってきたばかりの夏のこと。
 建築図面が上手く書けなくて行き詰まっていたときに
 よさこい祭りに沸く街で見かけたのが《ほにや》!
 そのエネルギッシュな踊りと、ほとばしる熱気に
 大きな勇気をもらったそうですよ。(2010年)

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≪ 溝渕木材工業株式会社 ≫ 南国市大嚔ウ1234 [TEL] 088-864-2508
[ここに地図が表示されます]


国産・高知県産木材の製材・小売を行っている「溝渕木材工業株式会社」
南国市の吾岡山近くで、社長以下、従業員7人でコトコト営業しています。

知ってるようで実はあまり知らない《製材の仕事》について教えていただきました。

@ 原木の買付・入札
 溝渕さんが買付をしているのは、奈半利、物部、嶺北、仁井田、窪川の5カ所。
 良い原木を選ぶポイントは「木の目(年輪)が詰まっているか?」「節がどこにあるか?」
 などだそうで、今は社長であるお父さまから目利きを習ってる最中だとか。
 coco.gif 良い原木を仕入れることは製材業を営むうえでとても大事なポイントですね。

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A 製材
 一本の丸太にどのようにノコギリを入れ、どのような材を取るかも重要!
 coco.gif 如何にそつなく、無駄なく木材を切り出すことが出来るかがポイントです。
 木目や節の位置などを頭に入れて、切り出した木材に想像を巡らせるには、
 こうした木取りの経験に加えて、センスも必要なんだそうです kira_blue.gif

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B 乾燥
 あまり知られていませんが、製材業にとって《乾燥》は重要な工程です。
 山に生えている立木は、多い場合で木材自体の約1.5倍の水分 ame.gif を含んでいます。
 これを「含水率150%」と言うのですが、水分を多く含んだ木材を建築材として使うと
 乾燥が進むにつれて木材の変形や収縮が起こり、家の構造に歪みが出てきます。
 そのため建築資材としては、十分に乾燥させた「含水率20%」以下の木材が必要です。

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乾燥方法は大きく分けて次の2種類があります。
■《天然乾燥》・・・ その名のとおり、自然状態で乾燥させる方法。
■《人工乾燥》・・・ 木材乾燥機を使って人工的に乾燥させる方法。

《天然乾燥》は乾燥にかかる時間が長いこと、
また近年《人工乾燥》に使う木材乾燥機の性能が良くなったことなどから、
ここ最近は《天然乾燥》を行う製材所が減ってきているそうです。

そんな中、「溝渕木材工業株式会社」では《天然乾燥》にこだわっています。
理由はただひとつ、木本来の美しさを出すため! heart.gif

現在、最も一般的な木材乾燥機は水蒸気の熱を使って乾燥させるタイプですが、
この方法だと、いわゆる燻製 kemuri.gif のような状態となり、木本来の香りが飛んでしまうとのこと。
今ではすっかり少なくなった《天然乾燥》こそが「溝渕木材工業株式会社」のこだわりです!

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「溝渕木材工業株式会社」が取り扱う木の種類は実に多様。
建築資材としてよく使われる 杉/スギ檜/ヒノキ のほか、
欅/ケヤキ、桜/サクラ、楓/カエデ、栃/トチ、松/マツ、朴/ホオ、楢/ナラ、
桑/クワ、栗/クリ
など、社長の趣味もあって様々な種類を扱っています。 good.gif

「溝渕木材工業株式会社」では木材の小売も行っているので、
木の玩具を作っている業者が色のキレイなケヤキやサクラを買いに来たり、
一般の方がテーブル製作用に珍しい木を探しに来ることもしばしば。
常連の家具屋さんからは「ここは宝の山 takara.gif ですね♪」という声をいただくそうです。
DIY愛好者の方は ぜひ一度、覗きに行ってみてください!!

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溝渕さんが仕事をするうえで常に意識していることは、
■ そつなく木材を生かすこと  ■ 木本来の匂いや色合いを大切にすること
■ お客様に喜んでもらえるものを提供すること  ■ 自社のブランド化
■ 地域密着型の木材屋  ■ 高知県産材を使用すること  ■ ケガをしないこと
kira.gif

28歳で家業に入って、今年が6年目の溝渕さん!
良い原木を見つけ出す目利き、原木から無駄なく木材を取り出すセンス、
製材加工の技術、製材した後の乾燥・保管方法の工夫、取り扱う木のラインナップなど、
三代目 3daime.jpg として、日々多くのノウハウを継承・蓄積しています。

高知をはじめ、全国的に製材業者が減少している中、
溝渕さんのような若い世代が頑張ることで業界が再び活性化し、
木のぬくもりが多くの人に伝わるといいですね unun.gif heart.gif

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次週は、溝渕さんのプライベートや、今後の夢について迫るほか、
“高知県の林業を取り巻く環境” tree.gif についても語っていただきます。
どうぞお楽しみに! bye.gif


posted by hisix at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 編集後記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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