



■ 梅原俊順さん 福島県喜多方市出身の37歳。
福島でペットホテルの店を経営していた2011年、東日本大震災が発生。
翌2012年、2人の子供とともに高知県四万十市へ移住します。
その後、四万十市雇用創造促進協議会に勤務したあと、2014年に独立・起業!
ペットホテル、トリミングのほか、ペットフードの製造販売も行っています。


子供の頃は男の子に負けないくらい活発だったという梅原さん。
川でドジョウを捕まえたり、魚を取ったり、秘密基地を作ったり、
お家で飼っていたワンちゃんとワラのお布団で寝たり。。。
お母様からは《会津の山猿》

学校を卒業したあとは不動産屋の営業職として勤務しますが、
生来の動物好きもあって「ペットに関わる仕事をしたい!」との思いが抑えきれず、
インターネットを使って動物に携わる仕事を検索!
その中で、動物保護団体『アニマルレフュージ関西』の求人広告を見つけて就職し、
大阪で毎日たくさんの動物に囲まれる夢のような生活を送ります。
※犬400頭、猫200頭のほか、ブタ、イノシシ、ヤギもいたそうです!


その後、福島に戻って、トリマーをしていた友達と共に起業!!
ペットシッターとトリミングのお店を始めます。
お店も軌道に乗って、充実した日々を過ごしていた 2011年3月11日 ── 。
あの震災が発生します・・・。

今までに感じたことのない強い揺れと、多くの尊い生命を奪った大津波、
さらに、それまでずっと安全と信じていた福島第一原発の事故。
目の前で起きていることをどう受け入れたらいいのか? 先の見えない不安な毎日の中で、
放射能の心配から屋内退避を命じられ、子供を外に出さない日々が始まります。
幼い頃から外で活発に遊んでいた梅原さんにとっては耐えられない現実 ── 。
「もうここでは子育ては出来ない!」との思いから移住を考えるようになります。
その後、母子疎開ネットワークを通じて高知県四万十市を紹介してもらい、
2人のお子さんと一緒に西土佐地区の「四万十楽舎」で1カ月間過ごします。
以前から四万十川に憧れ、「沈下橋から飛び込んでみたい!」という思いを
抱いていた梅原さんにとって、四万十市での毎日は夢のような日々。
豊かな自然の中で元気に遊び回るお子さんたちの姿もあって、
翌年、四万十市へ完全移住することを決意するのでした!



![WPCL-11243[1992].jpg](https://primetalk.up.seesaa.net/image/WPCL-112435B19925D.jpg)
WPCL-11243(Warner Music Japan)
今では遠く離れてしまった故郷・福島を思うとき、
槇原敬之さんのこの曲をよく聞くんだそうです。
思い浮かぶのは、愛する家族のこと、友達のこと。。。
私はいま四万十市で頑張っていますよー♪ (1992年)


2012年に四万十市へ移住した梅原さん。
「四万十市雇用創造促進協議会」で2年間勤務し、ペットフードの開発に携わります。
開発したのは、土佐はちきん地鶏

宿毛で水揚げされたキビナゴの素焼きなど、地元食材を使ったペットフード。
そして2014年、自らが開発したペットフードを持って独立・起業し、
四万十市具同に「WAN LIFE」をオープンしました!

≪ WAN LIFE ≫ 四万十市具同2718-4 [TEL] 0880-31-2722
[ここに地図が表示されます]

「WAN LIFE」の業務内容は
■ ペットホテル ■ シャンプー/トリミング ■ ペットフードの製造販売
ペットをお預かりする際には、それぞれ個別のケージではなく、
ストレスフリーを目指してフリースペースでお預かりしています。

いろんなワンちゃんを同じスペースで預かるので、イメージはまるで “犬の幼稚園”!
他のワンちゃんと喧嘩することもなく、
お互いがコミュニケーションをとりながら社会性を学んでいるそうです。
昼間はワンちゃんたち同士でいっぱい遊ぶので、夜は爆睡なんだとか

ちなみにお泊りのワンちゃんは梅原さんと同じベッドで一緒に眠るそうですよ。

梅原さんが仕事をするうえで常に意識していることは、
■ ワクワクすること!

ペットフードの開発、犬のシャンプー/トリミング、ペットホテル、
どれをとってもワクワクしないことはしないんだとか。
「うわー、それってワクワクするね♪」というものは大抵スムーズに進むそうです。
もしかしたら、このワクワク

子供の頃から大自然の中で遊び回り、
たくさんの動物に囲まれてきた梅原さんならではの感覚なのかもしれませんね

ペットの気持ち、飼い主さんの気持ちに寄り添いながら、
目の前のものに対してたっぷりの愛情を注いでいる梅原さん。
ペットにとっては、友達のようであり、母のような存在なのかもしれません



次週は、梅原さんのプライベートや、今後の夢について迫るほか、
高知県産の野菜

どうぞお楽しみに!
