2016年05月20日

“だし文化を次世代へ”泉谷伸司さん!

5月20日のゲストは「泉利昆布海産」代表取締役、泉谷伸司さん 手(チョキ)

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泉谷伸司さん 高知市出身の39歳。
  明治元年創業の老舗「泉利昆布海産」に生まれますが、
  当初は家業を継ぐ気は全くなく、大学を卒業したあとは音楽の道へ!
  ライブハウスのマネージャーを務めながらギタリストとして活動します。
  その後、29歳で高知に戻って家業に入り、7代目社長に就任。
  昔ながらの仕事を大切にする一方で次々と新しい事業にも取り組んでいます。

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「泉利昆布海産」は明治元年(1868年)、大阪・堺で昆布専門店として創業! goisu.gif
戦後、番頭さんや職人さんの戦死などもあり、
泉谷さんの祖母の実家がある高岡郡中土佐町に移って昆布加工を続けてきました。

※高知では《おきゃく》に欠かせないのが《皿鉢料理》。
 そして皿鉢の中に欠かせないのが《昆布巻き寿司》です!
 そんなこともあり、高知県の昆布消費量は全国的に見て高かったとか。。。
 高知と昆布、実は深い結びつきがあったんですね♪


現在は、高知市東城山町に本社、宿毛市平田町に工場を置き、
おぼろ昆布、だし昆布など昆布商品をはじめとする海産乾物を取り扱っています。

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子供の頃は、実家が “昆布屋” であることが嫌だったという泉谷さん。
料理に旨味を加える “縁の下の力持ち的な存在” の昆布が地味なものに思えて、
家業を継ぐことは全く考えなかったそうです。

高校時代からバンド活動をはじめ、
神戸の大学に進学後は仲間とバンドを組んで本格的な音楽活動を行います。
大学卒業後はライブハウスのマネージャーを務めながらバンド活動を継続♪ bass.gif
CDをリリースしたり、仲の良いバンドに楽曲を提供したりと、
音楽で食べていくことを夢見て積極的な活動をしていました。

そして泉谷さんが29歳のとき、お父様の病気をきっかけに高知へ戻り、
「泉利昆布海産」に入って、すぐに7代目社長に就任。
家業である “昆布屋” をずっと地味な存在と感じていた青年が
遂に家業を継ぎ、従業員さんたちの生活を守っていく覚悟を決めた瞬間でした!
ここから7代目社長の快進撃が始まります ── 。 power.gif


music1A.png  泉谷さんからのリクエスト曲  music2A.png

TOCP-71014[1970].jpg ♪ Across The Universe / The Beatles
 TOCP-71014(EMI MUSIC JAPAN)


 ビートルズというよりジョン・レノンが好きな泉谷さん。
 この曲の歌詞はかなりぶっ飛んでいるけれど、
 メロディがとても美しく、初めて聞いたときから
 ずっと大好きな楽曲なんだそうです (1970年)

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「泉利昆布海産」では昆布をメインに取り扱っていますが、
ひと口に昆布と言っても実はいろんな種類があるそうです。

まず産地別に見てみますと・・・
よく知られているのが《日高昆布》
微かに甘く香りの良い澄んだ出汁がとれる《利尻昆布》
味が濃く香りの良い濃厚な出汁がとれる《羅臼昆布》などがあります。
※国内で流通している昆布の8〜9割が北海道産だそうです! hokkaidou.gif

また用途別に見てみると・・・
出汁をとるための《だし昆布》、おでんや昆布巻に使う《煮〆昆布》
うどんやおむすびに用いる《とろろ昆布》《おぼろ昆布》
バッテラ寿司の上に乗せる《白板昆布》などがあり、昆布の奥深い世界を感じます。

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そんな中、「泉利昆布海産」が最もこだわっているのが、
「国内産」「手削り」《おぼろ昆布》です!

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実は《おぼろ昆布》は専門技術を持つおぼろ職人のみが作れる商品で、
その技術は継承が難しく、おぼろ職人の数は全国的に見ても激減しています。

「泉利昆布海産」では、おぼろ職人を通年雇用するという極めて珍しい雇用形態を採り、
会社全体で加工技術の継承に取り組んで成功を収めています。
おぼろ職人は高齢化が進み、全国的な平均年齢は64〜65歳と言われる中、
「泉利昆布海産」の職人の平均年齢は42〜43歳(!)
20歳代、30歳代の若い職人もいて、業界からも大きな注目を集めているそうです。
昔ながらの昆布加工技術を大切にしてきた証ですよね heart.gif
※職人のリーダー的存在である酒井考児さんは『土佐の匠』認定を受けています!

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また一方で、時代に合わせた新商品の提案にも積極的な泉谷さん。
スタジオにお持ちいただいた『とっぴん昆布』は、
サラダやパスタなどのトッピングに使っていただける昆布商品で、
サクサクの[クリスプタイプ]と、フワフワの[ソフトタイプ]があります。
※いろんなトッピング商材がある中、旨味をトッピング♪がコンセプトだそうです。

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また今年の春からは昆布を使った新しいギフトセットも新発売!
昆布は「よろこぶ」との意味合いから “めでたいもの” とされ、
昔から “嬉しいことがあったときのギフト” として使われてきました。 hakushu.gif
それを現代風にアレンジし、他の商材とセットにして発売したのが「泉利昆布海産」
この春から百貨店を中心に販売し、好評を得ているそうです。

◎【子供の為の最高の味噌汁セット】
  利尻昆布、鹿児島産鰹節、土佐清水の宗田節、高知の天然醸造富士味噌(6食分)

◎【主婦の為の本格和風パスタセット】
  北海道の天然真昆布と黒潮町で作った昆布塩、特製の塩昆布と讃岐パスタ(3人前)

5月には【大人の為の究極のお出汁セット】【究極のおぼろ昆布セット】も新発売!
パッケージもとってもオシャレなので、大切な方へのギフトに是非ご利用ください。

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泉谷さんが仕事をするうえで常に意識していることは、
■ 《守るべきこと》と《変えていくこと》の見極め! onpu.gif

明治元年の創業から148年の歴史を誇る「泉利昆布海産」の7代目社長として、
昔ながらの昆布加工技術の継承をはじめとする伝統や信頼を守りつつ、
時代に合わせた商品の提案、だし専門店の出店、次世代に向けた食育活動など、
新しいことにも積極的に取り組んでいる泉谷さん。

歴史が長ければ長いほど、
《守るべきこと》《変えていくこと》のバランスをとっていくのは難しいですが、
「日本が誇るだし文化を未来までずっと繋いでいきたい!」という
揺らぐことのない信念があるからこそ、真っすぐに進んで行ける ── 。

将来を見据え、業界全体を俯瞰しながら仕事をしている泉谷さんに
7代目社長としての強い覚悟を感じました kirari.gif

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次週は、泉谷さんのプライベートや、今後の夢について迫るほか、
日本のだし文化を次世代に伝えるための食育活動 soysoup.gif についても
たっぷりと語っていただきます。 次週もどうぞお楽しみに! bye.gif


posted by hisix at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 編集後記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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